2018年02月
2018年02月28日
雛飾り その2 三人官女・・ (日本ものこと百貨)
ひな飾りは、何段?
お家で飾っているのは何段でしょう・・・
1段目には、お内裏様とお雛様。
2段目には、三人官女です。
三人官女とは・・・
お姫様の身の回りのこと、健康管理、家庭教師、お祝いの席ではお酒を注いだり・・・
と、お世話をする人たちです。
お姫様の場合、結婚すれば、官女もついていきます。
今は、結婚をすれば、結婚指輪をしますが、
昔は、指輪がなかったため、顔で区別していました。
顔を見るとわかります。
既婚者は、眉毛がなく、お歯黒をつけます。
未婚者は、眉毛があり、歯は白いのです。
三人官女の並び方は、
向かって右から、長柄(ながえ),島台、提子(ひさげ)の順です。
長柄(ながえ)
長い柄あるお酒の器で、「銚子」ともいいます。
島台(しまだい)
ご祝儀の飾りの置物です。
雛飾りは、島台の上に盃をのせています。
提子(ひさげ)
ここには、お酒がはいります。
お酌する時の順番がありました。
まず提子から長柄に入れてから、盃に注ぎいれます。
注ぎいれたお酒は、お姫様に差し出します。
お雛様の飾りにも意味があったのです。
意味を、知って出すのも楽しいですね。
でも、1番は、簡単に出し入れができる、雛飾りがいいですよね。
雛飾りを見る
日本ものこと百貨へ
2018年02月22日
お雛様は、どう飾ればいいのか (日本ものこと百貨)
今年も、お雛様を、飾ろう! って思って、
さて、お雛様は、いつ飾るんだろう・・・
おだいり様って、右? 左? って考えてしまいます。
子供にも 「また忘れてる!」 と言われます。
でも、年に、1回しか出さないから、飾り方忘れますよね・・・(⌒-⌒)
飾る時期は、女の子の節句なので、良い日に飾りましょう。
2月4日の「立春」、2月19日の「雨水(うすい)」が良い日といわれます。
立春は、暦の上で春が始まる日です。
雨水とは、雪や氷が溶けて水になり、春を感じる日です。
また、縁起の良い大安や友引の日も良いです。
お雛様を飾る日には、決まりがあってないようなので、
良い日に出しましょう。
私の家も、さっそく出しましたよ。
また、片づけるのは、雛祭りの翌日が理想とされています。
片づけが、遅くなればなるほど、
女の子の婚期が遅れると言われてますね。
「一日でも長く飾りたい」 「お天気が・・・」って思うときは、
旧のひな祭りまでに、片づけをするのもいいかもしれませんね。
もう一つの疑問の、おだいり様とお雛様って、左右どっちだろうですが、
京雛は、おだいり様は向かって右です。
関東雛は、おだいり様は向かって左です。
むかしは、位が高い人が、向かって右でした。
そのことから、京雛は、おだり様は、向かって右、
お雛様は、向かって左になります。
明治時代になり、外国では、向かって左が上位で、
向かって右が下位でしたが、
大正天皇の即位の礼の時に、向かって左に天皇陛下が、
向かって右に皇后陛下が並んで立たれました。
この後から、関東を中心に、向かって左が、上位に変わり、広まりました。
天皇、皇后陛下の並び方も、向かって左が天皇陛下、
向かって右が皇后陛下ですよね。
おだいり様は、天皇陛下、お雛様は、皇后陛下と、
覚えておくのもいいでしょう。
おだいり様、お雛様を、どちらに飾るか決まりはないです。
人形を飾った時に、その場所でしっくりくる方に飾ってください。
しまったままにしないで、飾ってくださいね。
ちりめんお雛様を見る 日本ものこと百貨を見る
2018年02月15日
花台で癒しの空間 (日本ものこと百貨)
畳の上で、寝転がるのも、気持ちがいいし、
部屋にいると、おちつきます。
最近は、洋風の家が多く、畳の部屋がありません。
ちょっと、寂しい気がします。
昔、家主より身分の高いお客様が来たときに、床の間のある部屋に
案内しました。
座る位置は、床の間に近い方が、「上座」
入口に近い方が「下座」になります。
室町時代には、一段高くなった床の間に掛け軸を掛け、花を置くことが習慣になりました。
花瓶の下には、花台を敷きました。
花台は、花瓶を置くだけではなく、好きな物や縁起物、
季節の置物などを置くことが、できます。
花台を使って
一輪差しと手作り一休さんを飾りました。
季節に合わせた花を添えても、いいでしょう。
季節の置物です。
簡単に、模様替えができます。
花台を使って、目のつく場所や、玄関、棚に
飾るだけで、癒しの空間になります。
花台を見る
日本ものこへと百貨
2018年02月09日
運を呼ぶ 鈴と猫 (日本ものこと百貨)
昔、猫は、とても貴重で、めずらしいペットでした。
猫の首輪に、綱をつないで、逃げ出さないようにしていました。
逃げ出した時に、“チリン チリン”と音でわかるように、
スズをつけていました。
ちょっとした知恵ですよね。
神社でお参りする時にも、大きなスズを鳴らします。
スズを、鳴らして、神様を呼びかけます。
カギにつけておくと、カバンの中でも、音がするのでわかりやすいです。
スズの音色は、癒されます。
スズは、音の開運とされています。
「邪気を払う」 「魔除け」と縁起物とされています。
猫は、招き猫で、有名ですよね。
猫が、大きなスズを、力強く引っ張っています。
ちりめんで作られている猫は、手作りです。
目をとじて、想像してみてください。
猫が、音を鳴らしながら、スズを引っ張っています。
家中の、悪いものを払って、良いものに変えてくれています。
いいことが、ありそうですね。
福鈴運び猫を見る
縁起置物を見る
日本ものこと百貨へ
2018年02月05日
風呂敷(お風呂から生まれたから風呂敷という) (日本ものこと百貨)
風呂敷を、あまり使うことがない・・・って思っているかもしれませんが、
そんなことはありません!
子供の1歳の誕生日に、一升餅を風呂敷で包んで背負わせます。
厄祝いの時に、赤飯や饅頭を配る時に、もって行く時に使います。
風呂敷は、節目節目に使う大切な1枚です。
風呂敷の始まりは、室町時代末期ごろです。
大名様がお風呂に入る時に、布を広げて、その上で服の着替えをしたり、
服を包んで持ち歩いたり、
足を拭いたりして、使っていました。
江戸時代になり、庶民が銭湯へ行く時に、布で服を包んで行っていました。
お風呂に関わる布のことから、「風呂敷」と名前がつきました。
風呂敷は、包んだり、結んだりするので、
「固く結ばれる」ということから、縁起物と言われています。
包み方で、バッグに変身します。
エコバッグになりますよね。
小さく折りたためるので、バッグの中に入れてても、
邪魔にはなりません。
プレゼントを風呂敷でラッピングして、渡すのもオシャレですよね。
オシャレに包んで、インテリアにも使えます。
風呂敷は、包んだり、運んだり、飾ったりと色々なことに役立ちます。
風呂敷を、カバンの中に、1枚いれておくと便利ですね。
風呂敷(正絹 ちりめん 他)を見る
アート風呂敷を見る
日本ものこと百貨へ